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December / 18 Sun 23:10 ×
はぁ~~~……


疲れました。
泣き疲れました……


「南極大陸」

昔公開された「南極物語」のリメイク版だと知らず、後でそのことを知りましたが、とても見る気にはなれずにいました。可哀相で見ていられないと思ったので…。
でもやっぱ最終回は見てしまったぁ……


子供のころ映画を見て、ありとあらゆる本を買いました。映画のダイジェスト版みたいなのも出回ってたけど、一番のお気に入りは、映画、ドラマの原作者であり、高倉健が、そして今回木村拓哉が演じた北村泰一さん著の本。

第一次越冬隊に参加し、正に第三次にてタロとジロを発見した方です。

更にその本には、実際越冬した樺太犬達の写真やデータも記載されていて、観測中の犬のエピソードもたくさん書かれています。


実際、首輪を外した犬達がどうしたかは知り得ることはできませんが、映画でもドラマでもかなり劇的に描かれてますよね。ドラマは見てなかったから知らないけど、映画ではシロは鯨の骨の中で息絶え、リキは鯱と闘って海に沈みました。鯨の骨は実際越冬中に見つけたそうです。その事実もシーンに取り入れ、リアル感を出した演出だったんでしょうね。
リキはドラマでもかなり取り上げられていましたが、リーダー犬として優秀な犬だったようで、映画でもタロ、ジロに次ぐ準主役といった感じでしたね。ドラマで愛菜ちゃんが演じた役は、映画では荻野目洋子さんが演じてました。

映画でリキを演じた犬の実際の子供が何匹かいて、そのうちの一匹がムツゴロウさんちに貰われていきましたね。ちょっとハスキーが混じった風貌の犬でした。


あのあとのタロとジロ。その後何度も行われた南極観測で活躍を続けたそうです。先にジロが亡くなり、タロはかなり長生きいたようですよ。確か北海道のどこだったかに、剥製になって残されていたと思います。
ただタロはやはり置き去りにされたからでしょうか、与えられたエサの一部を雪の下に埋めて蓄えてたりしたそうです。


なぜタロとジロだけが生き残ったのか?それはいろいろ推測されてますが、北村さん曰く、
子犬のころ参加して成長し、昭和基地が家のようなものだった。だからあまり基地の側から離れなかった。というのが大きな要因ではないかと。
他の犬は故郷を求めて、大陸に散り散りになってしまったのではないかと。


映画もドラマも北村さんの原作に忠実につくられていたようです。

戻れると信じて犬の首輪を締め直したのも実際のことです。
あの時一頭の犬が首輪を抜けなかったら、締め直すこともなかったでしょう。
そうしたらもっと多くの犬が首輪を外して自由になったでしょう。そして一頭でも多く生き残ってたかもしれません。


ドラマでは木村拓哉が熱く演じていたみたいですが(見てないけどね)、実際北村さんはじめ第一次越冬隊の隊員たちの悔しさ、やり切れなさははかりしれないですよね。
子供ながら、いろいろ考えさせられた本でした。
今でも実家に大切にしまってあります。帰省したらまた読み返してみよう。


そうそう、家にはスピッツの雑種でモコモコ真っ黒な犬がいました。名前はもちろん「タロ」でした。
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